パキノ珈琲豆の焙煎を始めました
この度、パキノ、珈琲豆の焙煎をはじめました。
『味が美味しい』なんて豆は、世に溢れております。
しかし、パキノの焙煎方法は、味以前のところにしっかりと手を加えます。
【一般的な珈琲豆】
珈琲豆は、南北25度の熱帯地方で生産されます。気温が高い為、虫が発生しやすい環境です。
そこで取れたコーヒー豆を取り出す為に、その国のお水に約30時間浸します。
そして乾燥させ、輸送中に麻袋の中で高温で虫が大量発生するのを防ぐ為にポストハーベスト(農薬による殺虫・殺菌)が撒かれます。
それでも、アフラトキシン・オクラトキシンと言ったカビ毒が発生します。
そんなコーヒー豆をそのまま焙煎機にかけ、高温で処理されているのが、
一般に出回っている珈琲です。
【パキノはアームズ式焙煎珈琲です】
パキノの焙煎方法は、焙煎するの豆の状態から手を加えます。
輸入されてきた豆を、まずカビ・虫食いを選別します。
そして50度のお湯で洗い、お湯を染み込ませ、豆内部のカビを浮き出させ、更に見えてくるカビと虫食いの豆を除去。
埃・ポストハーベスト・虫食い・青カビ・黒カビの豆を取り除いてから
じっくりゆっくり火を入れていきます。
お湯を含んでいる事でじっくりと芯まで熱が渡り、最大限に香りを引き出せます。
更に焙煎してから飲み頃になるまで1週間から10日置いておきます。
豆も実は発酵しています。天然酵母のパンと同じ、作って時間が経つほど、味が馴染んで美味しくなってきます。
これがアームズ式珈琲です。
珈琲を飲んで、頭が痛いや、胃がムカムカするなど、体験した事もあると思います。しかし、 ・酸化している珈琲は、酸化ではなくただの劣化 ・酸味のある珈琲は、水分がきちんと飛ばせていない証拠 ・飲んで胃がムカムカするのはカビやカビ毒のせい ・頭が痛くなるのは農薬やポストハーベストなどの化学物質の影響 ・飲んでお腹下すのは、豆にする工程で30時間浸した熱帯地方の水分が残ってるから
プロの珈琲屋さんでも、中々ここまで手を加える所はないそうで、
アームズ式珈琲の先生曰く、きちんとしているロースターは日本で1人だけなのだそう。
パキノは以前に先生の珈琲を飲み、
その時飲んだ味が忘れられず、
他でいい珈琲があると言われて飲んでも、この珈琲が圧倒的に勝っていました。
アームズ式は淹れ方も普通と全く違う独特の方法があるのですが、
いつかそれをワークショップにできる日が来ると思いますので、それはまたお楽しみに。
12月1日の、浜田ゆうひパークで開催されます『Chuette』で販売します。
丁度飲み頃です。
常温で1ヶ月保存可能。
豆は、インカの末裔が採取している農薬不使用のフェアトレードのものをお持ちします(種類が増えるかもです)
珈琲がお好きな方、是非是非お試しくださいませ。
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